HACCP認証にはどのような利点があるのか

食品のパッケージや外箱などに刻印されているHACCPマーク、これは認可制度で所定機関からのお墨付きを貰っている企業だけが使えるシンボルマークです。

食品製造に携わる企業の衛生管理システムとして、しっかりと機能しているのか否かを認証機関が評価を行う、この評価の中で合格を貰えるとHACCPマークを付けることが許可される仕組みを持ちます。ちなみに、日本の中にはいくつかの認証機関があり、それぞれマークデザインが異なるのが特徴です。認証機関を大きくわけると、総合衛生管理製造過程・業界団体認証・地域認定HACCPの3つになります。

この内、総合衛生管理製造過程は厚生労働省が食品衛生法により定めている認証制度で、乳・乳製品・食肉製品・容器包装詰加圧加熱殺菌食品・魚肉練り製品・清涼飲料水の製造を行っている事業者に限定されています。業界団体認証は、適用範囲が特定業界もしくは業種に限定が行われているのですが、地域認定HACCPは中小の食品会社でも比較的取得がしやすいといわれており、認可を得たいと検討されている場合など、このような認証機関を利用すると良いでしょう。

認可を得ることで指定機関よりお墨付きの証でもあるシンボルマークを使える、このマークは消費者に浸透しているものなどからも企業アピールや信頼性に繋げることができるメリットを持ちます。また、すべての工程で目で見てわかる取り組みなどからも、トラブルの流出防止や発生防止にも役立てることができるメリットもあります。

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